LSIとは

LSIという言葉は知っていても、正確な説明ができるという人はそう多くないかもしれません。LSIとは「Large Scale Integration(大規模集積回路)」の頭文字をとったもの。トランジスタやダイオード、受動素子などを集積させて、複雑な機能を実現する電子回路部品です。シリコンなどの半導体で構成されることが一般的です。

ICとLSI

トランジスタ、抵抗、コンデンサーなどの機能を持つ素子を用いて、シリコンウェーハ(シリコンでできた円盤状の板)の上で形成された回路がIC(Integrated Circuit)です。そして、その集積度がさらに高まったものがLSIと呼ばれます。LSI技術の進歩の歴史は、部品の微細化(高性能化)の歴史でもあります。現在、三栄ハイテックスが手掛けているプロセスルール(製造工程の最小加工寸法。この値が小さいほど回路の集積度が向上し、性能レベルの目安とされます)は「~約20nm(ナノメートル)」、素子数は「~10億/Chip」という水準に達しています。もちろんこれも、さらなる技術革新の一過程にすぎません。

LSIの多彩な用途

スマートフォン、ゲーム機、デジカメ、ビデオカメラ、オーディオ、車……。LSIは、電源・電池によって動くほぼ全ての製品に入っています。皆さんの日々の便利な暮らしは、LSIによって支えられているといっても、決しておおげさではありません。

IoTを支えるLSI技術

通信制御用LSI

グローバルな通話をカバーする携帯電話。そのサービスを支えるデジタル通信も、LSIの信号処理で成り立っています。

電源LSI

各電子部品への電圧、電流の供給機能を担い、デジタル家電に欠かすことができない存在となっているのが電源LSIです。

音響処理用LSI

スピーカーから流れてくる、立体的で広がりのある音の数々。音響処理用LSIは、臨場感に満ちた音づくりを担っています。

画像処理用LSI

液晶、有機EL、プラズマなど各種ディスプレイの画質調整に活躍し、クリアで自然な色再生や画像の立体化処理を行います。

センサー系LSI

温度、圧力、磁力、電波、光など、現実世界とデジタルシステムを結びつける重要な素子で、感度や反応スピードが要求される非常に高性能なLSIです。

AI系LSI

AI技術に必要な高速処理と処理の自由度を同時に実現するための最新プロセッサ部とプログラマブル回路を搭載する、小型で消費電力の少ないハイブリッドLSIです。

自動車をインテリジェント化するLSI

モーター・エンジン制御用LSI

クルマの心臓部には、走行状態に合わせて電気自動車のモーターを制御するLSIや、エンジンの状態に合わせて燃料の噴射や点火を制御するLSIが活躍しています。

情報制御系LSI

車間距離のキープや周囲の障害物感知、さらには走行状態を判断しての運転走行制御まで、自動車内の情報制御系LSIは、その活躍の舞台を広げ続けています。

三栄ハイテックスの取り組み

三栄ハイテックスは、国内でも有数の独立系LSI設計専門会社です。

LSIの機能や性能は日々進化し続けています。そのような先端デバイスの設計・開発に対応するため、三栄ハイテックスでは充実した教育体制で、専門分野に限らずシステム全体を俯瞰できる幅広い技術を持ったエンジニアを育成します。