長年のノウハウと未来の知見を融合して期待に応える

LSI設計 論理回路/デジタル回路設計・検証

部長

画像処理などの強みを生かして豊かな暮らしと経済を後押し

自動車やスマートフォン、産業用ロボットなど、デジタル回路設計の技術は、私たちの暮らしを快適にする生活必需品や経済の発展を支える機器など、世の中のさまざまなところで活用されています。技術の進化や市場ニーズの変化に伴い、IC(集積回路)からLSI(大規模集積回路)へと機能規模の拡大が進んでいます。このような流れの中で、デジタル回路設計では専門化が進んでいます。しかし、三栄ハイテックスのLSIデジタル部門では、単一の工程に留まらず、フロントエンド工程(論理設計/論理検証)からミドルエンド工程(論理合成/DFT)、そしてバックエンド工程(P&R)にいたるまで、エンジニアたちは幅広い知識を持ちながら日々業務に取り組んでいます。
LSI分野は、企業や大学機関などが研究に力を注いでいます。この注目領域において、当社の得意分野は画像処理です。
撮影した被写体を画像に変換する過程でノイズが混入し、画像の鮮明度に影響を与えます。私たちの技術は、より自然な色合いや人間の目で見えるものに近づけるなど、さまざまなニーズに合わせて、理想とする画像の下処理を行います。この強みを生かし、お客さまの製品開発や社会貢献へつなげるために、アーキテクチャ設計と画像処理を共に行い、より良い論理設計での実装を提案しています。

一からエンジニアとして成長でき、やりがいを感じられる環境

LSIデジタル部門は、半導体チームとセットメーカーチームの2つのチームで構成されています。30名以上のメンバーはすべてエンジニアです。チーム内の状況に応じてお互いにサポートを行う柔軟な体制が特徴です。そのため、エンジニアには幅広い知見が必要となります。フレキシブルな対応力も重要な要素です。
多様な分野で活躍しているエンジニアたちが力を発揮していますが、彼らは最初から一人前ではありませんでした。部門には、電気電子系や物理、数学を専攻した人だけでなく、回路設計に関連する基本知識がない段階からエンジニアとしての第一歩を踏み出した人もいます。
部門内では、知識と経験の共有が活発に行われ、個々のスキル向上や成果の最大化を促進する環境が整っています。エンジニア同士のコミュニケーションを通じて、相互に学び合い、技術の習得と成長を支えることができます。エンジニアが基礎を学び、理想とする設計を効率的に実現するための絶好の環境となっています。
私たちの日々の学びと習得した知識や技術は、お客さまが求めるデジタル回路設計を具現化し、社会的に役立つ最終製品として実を結びます。例えば、お使いのスマートフォンを思い浮かべてください。新しい製品が発売されると、すぐに次のバージョンが登場します。これは、新機能が搭載されたり、既存機能が向上したりする、非常に進化の速い世界です。自動車や家電機器も同じです。私たちのより快適な暮らしを提供し、社会をより良くするために、最終製品メーカーは研究開発を進めています。
私たちは、最終製品メーカーのパートナーとして、お客さまのビジョンを実現することを目指しています。お客さまと同じ理想を共有し、高品質な回路設計を実現することに大きなやりがいを感じています。私たちの貢献が、お客さまの製品が市場で成功する一助となり、より良い社会の実現に貢献できることを誇りに思っています。

社会・技術の進化に追随し、その先を創造するエンジニアチームを目指して

一人前のエンジニアになるためには、自己肯定感を持ち、自身の能力を認めることが重要です。部門では、実務に即した研修プログラムを通じて新人エンジニアを育成し、彼らが自信を深めることを意識しています。この研修プログラムでは、小さな成功体験を積み重ねることで自己肯定感を高めることを目指しています。
研修プログラムは、常にブラッシュアップしています。仮想のお客さまや納期を設定し、回路設計スキルだけでなく、計画的に業務を進める思考を養うことに焦点を当てています。新人エンジニアは実践的なスキルを磨きながら、業務を効率的かつ迅速に進める能力を身につけていきます。
自己肯定感を高めながら、実務に即したスキルと思考を身につけることで、エンジニアたちは一人前のプロフェッショナルへと成長していきます。
20年以上にわたり蓄積してきた「ノウハウ」と、未来を創造するための「新たな知見」を組み合わせながら、組織としての進化に取り組んでいます。以前はPCが主流であったインターフェースも、今ではタブレットが存在感を高めています。社会と技術は私たちの想像を超える速さで進化しているのです。
私たちは、エンジニアとして現在の仕事に真摯に取り組みながらも、未来を意識して自己研鑽に励むことが重要だと考えています。このような努力によって、将来も活躍できるエンジニアとなることができるのです。

学生の皆さんやエンジニアとして活躍する皆さんにとって、新しい環境に挑戦することは不安なものかもしれません。しかし、自身の情熱と意欲を信じて前に進んでほしいと思います。論理的思考やエンジニアとしてのスキルや知識は、入社後にじっくりと高めることができます。重要なのは、目の前の課題に対してチーム全体で立ち向かい、乗り越える過程を楽しむことです。

私たちは、お互いを認め合い、助け合って成長する精神を大切にしています。そして、チームとして協力し合い、共に成長することで、次世代の技術やソリューションを創り出していきます。私たちは、皆さんが一緒に未来を切り拓いていく仲間となることを願っています。ぜひ挑戦の一歩を踏み出してください。私たちとともに、「次世代の当たり前」をつくっていきましょう。