課題解決の達成感と、社会への貢献。

LSI設計

アナログ回路設計・検証

静岡理工科大学 理工学部
2021年 新卒入社

キャリアサマリー

2021年4月

入社

2021年10月

アナログ回路設計部門に配属

アナログ回路の基礎を学ぶ
その後自分のメインのお客さまとなる業務に携わる

入社を決めた理由

漠然と「回路設計に携わりたい」「多様な製品の回路設計に関わりたい」という目標はあったものの、当時はまだIC設計といった具体的な希望を持っていたわけではありません。就職活動中、複数の企業のリクルートサイトを見る中で、特定の製品の設計に特化していたり、設計業務でも電装設計であったりと、自分の思い描く方向性とは異なる企業が多いと感じていました。

そんな折、大学主催の企業説明会で三栄ハイテックスに出会いました。業務内容や先輩社員の方々の話を聞くうちに、「ここなら自分の希望がかなえられるかもしれない」と強く感じたことが、入社を決めた一番の理由です。

現在の仕事内容

配属当初は先輩社員のサポート業務が中心でしたが、現在は、電源回路の設計・検証を担当しています。具体的には、製品の特性をさらに向上させるための検討を重ね、過去の製品を超える性能を実現することを目標に日々開発に取り組んでいます。

電源回路の役割は、供給先の回路が正常に動作するために必要な電圧に変換することですが、外部条件に左右されず、常に安定した電圧で電流を供給できるよう調整するのは、なかなか難しいです。近年、半導体の微細化が進んでいる影響で、その難易度はますます高まっています。

しかし、そのような状況だからこそ、設計、原因究明、そして改善策の検討を何度も繰り返しながら、狙い通りの特性を持つ回路を完成させた時の達成感は格別です。自分の設計が、さまざまな製品の安定した動作を支えているという実感が、大きなやりがいにつながっています。

ある1日のスケジュール

09:20

出社

メールチェック等、事務的な作業を行う

10:00

各業務進捗確認、回路設計・検証業務

12:00

昼休み

13:00

社内進捗共有(Web会議)

13:30

回路設計・検証業務

19:30

退社

仕事のやりがい

私が回路設計の仕事で最も面白いと感じるのは、自分が設計した回路が、実際に意図した通りに動作した時です。まるで、パズルのピースがピタリとハマったような感覚です。特に、事前に課題として認識していた問題点を、自分の考えた対策によってしっかりとクリアできた瞬間は、大きな達成感と喜びを感じます。

そして、何よりも「やりがい」を感じるのは、自分が設計に携わった回路が、実際に製品となって世の中に流通していくのを目にした時です。自分が苦労して生み出したものが、誰かの役に立っている、社会の一端を担っているという実感が湧き上がり、エンジニアとしての誇りを感じます。日々の設計業務は決して楽なことばかりではありませんが、この二つの瞬間があるからこそ、私はこの仕事に取り組むことができています。

会社の雰囲気

一言で言うと、風通しが良く、とても働きやすい環境です。疑問点や不明な点があれば、すぐに先輩社員に質問できるため、不安を抱えたまま業務に取り組むようなことはありません。皆、親身になって教えてくれるので、安心して成長できると感じています。
また、仕事の進め方についても、ある程度自分の裁量でスケジュールを組むことができるため、主体的に業務に取り組むことができます。
社員同士の人間関係も良好です。共通の趣味であるゲームの話で盛り上がるなど、和やかな雰囲気です。
福利厚生で特に魅力的なのが「チケットレストラン」です。毎月一定金額がチャージされ、昼食などに利用できるため、社員は実質半額程度の負担で食事をすることができます。経済的なサポートがあるのは、とてもありがたいと感じています。

今後の目標

将来的には、回路設計、検証、そして特性改善までの一連の業務を、自分の力で完遂できるようになることが目標です。

お客さまからは、多種多様なご要望や設計に必要な情報が伝えられます。しかし、表面的な要求だけをうのみにして設計を進めてしまうと、期待通りのものが完成しないなど、潜在的な問題点やリスクを見過ごしてしまう可能性があります。その結果、設計を大幅にやり直す必要が生じることもあります。

だからこそ、設計の初期段階でお客さまの本質的な考えやニーズを丁寧に引き出し、潜在的な課題やリスクを事前に見抜いた上で、最適な回路構成を提案できるようになりたいと考えています。お客さまの期待を超えるソリューションを提供できる、そんなエンジニアを目指して日々成長していきたいです。

MESSAGE 学生へのアドバイス

分からないことは何度聞いてもOK。ひとつずつ疑問を解消していきましょう。

私自身の経験からお伝えすると、学生時代に熱中したサークル活動は、今の仕事の土台となっています。高校と大学でロボット設計製作に没頭し、学生ロボコンに出場していました。回路・基板設計を担当していたのですが、そこで培った知識や経験は、現在の電源回路設計の業務において非常に役立っています。
仕事探しの軸は人それぞれだと思いますが、まずご自身が本当にやりたいこと、興味のあることを明確にリストアップし、しっかりと把握することをおすすめします。それが、皆さんの就職活動における羅針盤となります。自分の興味関心から大きく外れた仕事は、長く続けることが難しいかもしれません。事前に軸を定めることで、効率よく、そして後悔のない就職活動を進められるはずです。
三栄ハイテックスは、半導体に関わるさまざまな設計を手がける企業です。特定の分野に限定されることなく、「いろいろなモノの設計に関わりたい」「常に新しいことに挑戦したい」という意欲のある方には、きっと面白い環境だと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
※2025年4月時点での情報です。

その他の社員紹介

一覧に戻る