「密・雅・流」のレイアウトを追求する

LSI設計

レイアウト設計 係長

日本大学 生産工学部 電気電子工学科
2004年 新卒入社

キャリアサマリー

2004年4月

入社

2004年10月

アナログレイアウト設計部門に配属

レイアウトの基礎を教わる
入社2~3年目はいろいろなお客様の業務を経験
その後自分のメインのお客さまとなる業務に携わる

2016年

係長に昇進

入社を決めた理由

当時、アクトシティ浜松で開催されていた新卒向けの会社説明会に参加しました。何か自分の学んできた分野に関係する良い会社が無いか探していたところ、元気で明るく声を掛けてきてくれたお姉さんと気の良いおっちゃんに何となく惹かれ、仕事内容を聞いてみたのがキッカケです。
「半導体設計」が実際どんな仕事なのかは明確にイメージできたわけではないですが、直観で「面白そう」と感じ、エントリーを決めました。
設計業務という事で固いイメージがありましたが、会社見学で社員の皆さんが予想以上に会話や相談をしている姿を見て、雰囲気の良さを感じる事ができたのも大きかったです。

現在の仕事内容

私は本社でアナログレイアウト設計業務を担当しており、プレイングマネージャーとしても働いています。プレイングマネージャーとしての役割には、各係員の進捗確認、勤怠管理、フォローアップ、教育などが含まれています。

チーム全体がスムーズに作業を進めるために、同僚や部下と連携し、タスクの進行状況を確認し、必要に応じてサポートや調整を行っています。さらに、顧客との円滑なコミュニケーションを確保し、プロジェクトの進捗状況や成果物を適切に報告するために、プレゼンテーション資料やレポートの作成を担当し、顧客に提供しています。

ある1日のスケジュール

07:30

出社

メールチェックや日報の確認等、事務的な作業を行う

09:00

各業務進捗確認、レイアウト設計業務

12:00

昼休み

13:00

定例打合せ(Web会議)や社内ミーティング

14:00

レイアウト設計業務

18:00

退社

仕事で心がけていること、大切にしていること

私が仕事で心がけていること、大切にしていることは、「仕事を楽しむこと」「常に学ぶ姿勢でいること」「係(課)や携わるプロジェクトの雰囲気を良くすること」の三つです。

まず第一に、仕事を楽しむことです。仕事を楽しむことは、クリエーティブなアイデアを生み出す原動力となり、同僚やチームとの協力を円滑に進める助けにもなります。仕事を楽しむことは、モチベーションを維持し、成果を上げるためにも欠かせない要素だと思います。

次に、常に学ぶ姿勢を持つことです。新しい知識やスキルを習得し続けることを大切にしています。技術や業界の変化に適応し、最新の情報を取り入れることで、仕事の品質を向上させることができます。学び続ける姿勢は、専門性を高め、プロフェッショナルとしての成長につながります。

最後に、係(課)や携わるプロジェクトの雰囲気を良くすることです。マネージャーとして、チームの協力と連帯感を高め、ポジティブな職場環境を作りたいと考えています。コミュニケーションを円滑にし、協力関係を強化することで、仕事の効率性が向上していると感じます。

仕事のやりがい

私にとって、仕事のやりがいは特別なものです。

私が目指すのは「『密・雅・流』のレイアウト」です。 各文字には次のような意味を込めています。

 :小さく
 :美しく
 :効率よく

自分の思い描いた美しいレイアウトが実現する瞬間は、他には代えがたい自己満足感をもたらします。アナログレイアウト設計は、細部への注意と精密な作業を必要とします。その努力が報われ、美しいデザインが実現する瞬間は充実感を得られます。自分の手で創り上げた成果物が目の前に現れると、誇りと喜びが込み上げます。

さらに、顧客や先輩などからレイアウトの出来を褒められることも、私にとって大きなモチベーション源です。仕事に対する自信が高まり、より一層の励みになります。

余談ですが、私が考案した『密・雅・流』は、現在、レイアウト設計部門のスローガンとして採用されています(笑)。

今後の目標

私の今後の目標は、個人的な目標と組織全体の目標に分けて設定しています。

個人的な目標は、ADC(Analog-to-Digital Converter)のレイアウト設計におけるノウハウを確立することです。ADCの設計は高度な技術と専門知識を必要とし、その分野でのノウハウを習得することは大きな成果です。ADCのレイアウトに関する専門知識を築くことで、より優れたデザインを提供し、プロジェクトにおける貢献度を高めることが目標です。

一方、組織としての目標として、部門全体で取り組んでいる「あしそろプロジェクト」を推進し、業務プロセスの改善と部門全体の効率向上を達成することがあります。私は積極的にプロジェクトに関わり、部門全体がより効果的に業務を遂行できる状況を築くことを目指しています。

MESSAGE 学生へのアドバイス

「半導体設計」と聞くとなかなかイメージが沸かないと思いますが、全く別分野を学んでいた人でも研修でキチンと学べば問題なくやっていけると思います。半導体は今後さらに発展していくであろうさまざまなテクノロジーに欠かせない分野なので、きっとやりがいを感じられると思います。会社の雰囲気もオープンで風通しが良いですので安心してください。
あと、アドバイスとしては、学生のうちにしっかり勉強するのと同時に、遊びも含めていろいろな経験をしておくことをおススメしますw
※2023年9月時点での情報です。

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