入社から1年、新入社員が抱く次年度の目標

2023.2.28

社員紹介

三栄ハイテックスでは、若手社員たちがエンジニアとしての大志を抱き成長に励んでいます。特に新入社員にとっての1年間は、さまざまな刺激と発見にあふれた日々。今回は1人の新入社員にフィーチャーし、そのなかで得られた経験、次年度への想いを紹介します。

Profile

O.Y.さん LSI設計 論理回路/デジタル回路設計・検証[2022年 新卒入社]
静岡大学大学院 総合科学技術研究科 工学専攻電子物質科学コース 修了

三栄ハイテックスで踏み出したエンジニアとしての第一歩

入社からもうすぐ1年、現在はデジタル回路設計の部門で研修に励んでいます。まだまだ分からないことは多いですが、気軽にコミュニケーションがとれる風通しのよい職場で楽しく働いています。

三栄ハイテックスに入社した理由は、社員が自主性をもっていきいきと働ける環境のなかでエンジニアとして成長したいと思ったからです。ただ、どの分野で活躍したいかは明確ではなく、入社してから見つけていければと考えていました。

入社後半年間の導入研修では、エンジニアとして働くための基礎知識を学ぶことができました。大学院で取り組んでいたのは半導体の物性の研究で、三栄ハイテックスの事業とは直接的な関わりがありませんでした。不安もありましたが、研修を通じてどの分野のエンジニアにも共通する基礎を養えたことはありがたかったです。

日々実感する確かな成長と今後への手応え

回路系は大学院で基礎を学んだ一方で、設計やシステムは未知に近い領域でした。デジタル回路設計業務は、現在も研修を受けながら知識を増やしている最中で、日々試行錯誤しています。1週間前までできなかったことが急にできるようになるなど、大小さまざまなブレイクスルーが「もっと成長したい!」という原動力になり、やりがいにつながっています。分からないことがたくさんあるのは、それだけ成長の余白が残されているから…そう前向きにとらえながら、エンジニアとしての成長の糧にしています。そのかいもあって、設計の研修でも徐々に思い描く回路を作れるようになり、仕様通りに動作したときは達成感でいっぱいです。

エンジニアの卵として直面した課題

実際の現場で機能するエンジニアになるためにはチームの一員としての意識が重要だと感じています。それを痛感したエピソードとしては、目の前の設計に集中するあまり、自身の業務状況をチーム内で共有するのが遅れ、次の作業にスムーズに移行できないことがありました。先輩方の仕事ぶりを目の当たりにして、良いエンジニアとは仕様通りの設計を作り上げるだけではなく、ちょっとした遅れや無駄な作業にもシビアになれるプロ意識の持ち主なのだと思います。一朝一夕でその域まで行けるわけではないので、日々心掛けながら仕事に取り組んでいます。

さらなる成長を目指す、2023年度に向けた所信表明

入社2年目として迎える2023年度、早速エンジニアとして成長できるチャンスがやってきます。春から先輩のサポートという立場で実際の業務に参加する予定です。「お客さまの要望に対してどんな答えを提示するのか」「このトラブルにどのように対処するのか」といった第一線で活躍するエンジニアの仕事ぶりを間近で勉強できることを想像して、すでにわくわくしています。

おぼろげではありますが、理想とするエンジニア像は見えてきました。広い視野と柔軟な思考を駆使し、お客さまが求める回路を作り上げるカッコいいエンジニアです。その実現には勉強と実地での経験あるのみ。1年目以上に積極性をもって業務に臨みます。また、プライベートでは自粛していた音楽活動を再開する予定です。曲作りにライブ……。時間がいくらあっても足りないですね(笑)。仕事も趣味も成長とやりがいを実感できる、そんな2023年にしていきたいです。